騒音対策に力を入れ、多くの車両において全密閉式のモーターを採用している小田急。
新造段階では50000形(VSE)や4000形から本格的に採用され、従来車もリニューアル等に合わせて換装が進められてきました。

20250620_01

2026年の現段階において、全密閉式のモーターを搭載する車両はどれぐらいあるのか、最新の状況を確認してみたいと思います。

増加が続く全密閉式のモーター

積極的に全密閉式のモーターを採用する小田急では、年々その比率が高まってきました。
どれぐらいの割合なのかを調べて記事にしよう、そんなことを思いながら検索をかけてみると、案の定自分が以前書いた記事がヒットするという展開です。

書いた記事というのは覚えていないもので、下調べの段階で自分の記事に辿り着き、没になるというパターンはよくあります。
今回も没にしようかと悩みましたが、約2年で変化していることは確かなことから、過去との比較をしてみることにしました。



2024年12月の記事においては、64%の電動車が全密閉式のモーターを搭載している状況でした。
既に過半数を超えており、7割が見えつつあったというところでしょうか。

最新の搭載率はどうなっているのか

5000形の新造や、3000形のリニューアルが進み、搭載率はどれぐらい変化したのでしょうか。
2年に満たない短期間ではありますが、最新の状況を確認してみたいと思います。

以下は全密閉式のモーターを搭載している車両の両数で、括弧内は形式全体の電動車の両数を示します。

【通勤型車両】
8000形:22両(40両)
1000形:49両(49両)
2000形:0両(36両)
3000形:74両(185両)
4000形:96両(96両)
5000形:80両(80両)

【特急型車両】
30000形:25両(33両)
60000形:26両(26両)
70000形:8両(8両)

結果はこのようになり、搭載率は64%から68.7%に上昇しています。
まだ7割超えとまではいきませんでしたが、8000形の廃車や3000形のリニューアル、5000形の増備が進むことにより、早期に達成する可能性が高いでしょう。

数字の変化に影響を与えたのは、3000形と5000形の2形式でした。
3000形は55両から74両に増加し、5000形は増備によって両数が増えています。

その他の形式については変化なしという結果ですが、そもそも8000形に変動がないということが、2年近く経っている中で異例ではあります。
5000形が増えているにもかかわらず、すぐに廃車を出していないということも、改めて認識できる結果となりました。

おわりに

廃車を出さない状況下でも、着実に全密閉式モーターを搭載する車両の割合を増加させていた小田急。
新造と廃車の合わせ技により、今後は一気に搭載率が上がることになりそうです。